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TOEIC®500点からのグローバルコミュニケーション

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大塚雅文
プロフィール

慶応大学経済学部卒業。大手都市銀行に入社。2 ヶ店で営業/融資担当後退社。米国バージニア大学にてMBA取得(授業料全額免除の奨学金取得)。卒業と同時にまなび株式会社設立。現在、まなび株式会社代表取締役社長として、グローバル人材育成のスクールを経営。4歳から12歳まで米国在住のバイリンガル。

「帰国子女で日本社会になじむのに苦労をし、MBA留学で逆カルチャーショックを体験したからこそ、他の人が見えない、『日本人のグローバル化を阻む壁』がはっきりと見える。こうした壁を一つ一つ取り除いてあげたい。」という想いでトレーニングを行う。

まなび株式会社について
グローバル人材の育成を専門とする研修会社。「Discussionに参加出来ずしてグローバル人材にあらず」をモットーとし、セミナー、コーチング、プライベートレッスンを行い3ヶ月で一気にグローバル化へと導くプログラムを開発。過去に2,000人以上のビジネスパーソンを指導。グローバル交渉術・プレゼンテーション等のセミナーも実施。プロフィール・会社に関する詳細はhttp://global.manabi.st

リーマン・ショック以降、英語の性質が大きく変わりました。主戦消費市場が欧米から新興国に移り変わる中で、英語が世界共通言語化するという奇妙な現象が起きています。本コラムでは世界の共通言語として生まれ変わった英語についてそのコミュニケーションの取り方を含め解説していきます。

第8回:相手を抱き込んで説明する -Part 1-

今回も引き続き、日本人が無意識に行っているコミュニケーションの取り方について考えていきたいと思います。

第6回目の「日本人のグローバル化を阻む3大マインドセット」というコラムで、我々日本人は「考えはまとめてから話しなさい」と幼い頃から言われ続け、こうしたコミュニケーションの取り方を無意識で行っている。そしてこれが「考えは相手を抱き込みながら一緒になって考え、まとめていく」というグローバルスタンダードなコミュニケーションの取り方と逆行しているため、英語力の高い人でも外国人とのコミュニケーションに苦労していることを書きました。

こうしたグローバルスタンダードのコミュニケーションの取り方を身につけていただこうと現在3ヶ月(全12回)に渡りセミナーを行っているのですが、昨年末にその最終回を終え、改めてこのコミュニケーションの取り方を身につける難しさを感じました。

最終回では今までの総括として過去11回行った各discussion topicをその内容を全く知らない外国人ビジネスパーソンに対して説明してもらう会にしました。「3ヶ月もトレーニングを積んできたのでスムーズに出来ていることを体感してもらおう」と思っての企画でしたが、なかなかうまく説明出来ない。

例えば第6回目のセッション。この回は「子育てにおいて体罰は有効かどうか?」をmain issueにみんなでDiscussionを行いました。まず「自分が学者だったとして『子育てにおいて体罰が有効かどうかを証明する実験を設計しなさい』と言われたらどういう風に実験を設計するか」をみんなで考える。そして何らかの実験をみんなで作り上げ、その難しさを実感した後に、一方は「体罰は有効でない」、もう一方は「体罰は有効である」と結論づけた2つの有名な学術論文を持ち出し、それぞれの実験方法を説明し、どちらの方がmake senseするかについて議論しましたが、これを3分で説明しようとするとどこから始めたらいいのか分からない。

普通に“We discussed whether physical punishment is effective or not when bringing up a child.”とまず大枠から入り、

We first talked about how we would design an experiment to prove either of this if we were a researcher. Then we looked into two research papers conducted by famous professors, one concluding that physical….”

みたいな説明が出来ればいいのですが、いきなり説明しろと言われても事前準備出来るスピーチではあるまいし、困ってしまう。まず何について議論したか思い出すのに精一杯で、どこから説明したらいいか分からない。そして「ああでもない、こうでもない」と説明していくうちにうまく伝え切れず3分が経ってしまう。

どうも説明の仕方を見ていると「何か質問があったらきっと止めて聞いてくれるはずだ」というマインドで話し続けている。また相手を見るどころか、ほとんどengageしていない。何を言っているのか分からなくなり間が出来ると耐え切れなくなった相手が”So what you’re saying is that…”とどう捉えているか教えてくれる時もありましたが、ほとんどの場合、外国人も黙って聞いている。

そして終了後に私が“So did you understand what we did in that session?” と聞いてみると

“I was trying to figure that out.” いう。「じゃーなんで聞かなかったのか。」と聞くと「よく分からないけどそんな雰囲気がしなかった」という。

やはりpassiveにengageを待つのではなく積極的にengageしていかないとダメだということに気付きました。積極的なengageとは何か。次回はそれについて考えていきたいと思います。

このコラムへのご質問やご意見・ご要望がありましたら marketing@edu.dhc.co.jp までお気軽にご連絡ください。その際にはタイトルを「グローバルコミュニケーションコラムについて」とお送りください。

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