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DHC翻訳新人賞 プロ翻訳家デビューインタビュー (甲田 裕子 さん)

今回は、『DHC翻訳新人賞』で入賞され、『アメリカ新進作家傑作選2008』(DHC刊)の「ねずみ」という作品を翻訳し、プロデビューされた甲田 裕子さんにインタビューしました。

Q『DHC翻訳新人賞』を通じて翻訳家デビューされたわけですが、入賞の瞬間からデビューにいたるまでの経緯を教えてください。
A当時していた非常勤の仕事に行き詰まりを感じていたときに、まさかの入賞通知を頂いたので、その時は思わず声をあげてうれし泣きしてしまいました。
仕事を減らして翻訳に全力投球できるように環境を整え、このシリーズになるだろうと教えていただいてからは、このシリーズの原書や過去の翻訳を読みました。シリーズの中から自分で選んだ作品を一編ずつ訳したりもしていました。
Q『アメリカ新進作家傑作選2008』で翻訳家デビューが決まった時のお気持ちを教えてください。
Aアンソロジーということでどのような作品があたるのかずっと不安に思っていましたが、大好きな作品を担当させてもらったのでうれしかったです。自分がこれまでに積み上げてきた経験が作品とうまくマッチして、本当に楽しみながら翻訳作業に取り組むことができました。「心が喜ぶ仕事をしたい」という思いで始めた翻訳の勉強ですが、デビュー作品でそれが実現できたのはこのうえなく幸福なことだと思います。
Q翻訳に関して、これまでどのような学習をされてきましたか?
ADHCの通信教育「イングリッシュ・プラス」「英日出版総合コース」を受講したほか、市販の翻訳のテキストを何冊も使いましたし、憧れの翻訳者の翻訳書と原書をそろえて、自分で訳してから訳書を見て赤をいれていくという勉強もしました。
また、好きな作品を自分なりに訳して翻訳の経験を増やそうと努力しました。テレビドラマは字幕で見ているとせりふの訳し方のヒントがいっぱいあります。
Q“『DHC翻訳新人賞』入賞の秘訣”はどのような点にあったかと思われますか?
Aあきらめずに勉強と応募を続けた点、がまず一番だと思います。五回目の挑戦での入賞となりましたが、それまでは第一次予選すら通過できませんでした。勉強を続けることで「読み手」の存在が意識できるようになり、翻訳する際の努力の方向が見えてきたように思います。
単語やフレーズの単位ではなく全体を伝えるためには、思っていたよりも自由に訳してよいのだ、ということがわかってきたのもよかったのかもしれません。
Q今回、翻訳された「ねずみ」について、ぜひ読んでほしいポイントはどこですか?
Aこの作品は、思春期の入り口にさしかかった少年が子ども時代と訣別する最初の一歩を明確な意思をもって踏み出す、まさにその瞬間を描いた愛すべき小品です。
日常の何気ない情景やできごとの中に、子どもらしい発想や憧れ、恐れといった感情が丹念に描き出されています。味わい深いディテールの一つひとつを楽しんでいただければと思います。
Q「ねずみ」を翻訳される際に、心がけたことや苦労したこと、楽しかったことはどんなことですか?
A英文を読んでそこに描かれた情景をできるだけ具体的に想像しながら訳語を探し、できあがった訳文が「読み物」に仕上がっているように心がけながら訳しました。正直言って何を言わんとしているのかわかりにくいフレーズもありましたが、文脈の中に納まってくれるように努力しました。少しずつ霧が晴れるように、わたしの目に物語の世界がだんだんはっきりと見えてくるのが、翻訳の醍醐味です。
Q最後に、甲田さんにとっての「翻訳の魅力」とは何でしょうか? また、今後の抱負・夢などをお聞かせください。
A苦労して訳語を探りながら、自分なりにこれだと思える言葉を見つけたときは本当にうれしいし、最初は見えてこなかった様々なつながりや仕掛けが見えてくるのも楽しい。苦しくとも実りの多い発見の旅のように思います。
今はリーディングの勉強中ですが、いつかは『修道士カドフェル』のシリーズのように、人間に対する暖かいまなざしを持った作品を丸一冊翻訳できるようになりたいというのがわたしの夢です。
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