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リビングから広がる英語の世界

MAGAZINE REVIEW 4 「きかんしゃトーマス」を読みながら、親子でEnglish!
足立恵子●英語ライター/エディター。世界の異文化の案内や、効果的な英語学習法の紹介に努める。著書に 『アメリカの子どものように英語を学ぶ本』など。All Aboutトラベル英会話ガイド。
THOMAS&FRIENDS
THOMAS&FRIENDS
NO.453
子供達の人気者
機関車トーマス雑誌。
850円(税込み)
■ 子どもが夢中に!トーマスの専門誌
 子どもなら誰でも知っている人気者「きかんしゃトーマス」。主人公は青い機関車のトーマスで、登場人物(?)は路面機関車のトビー、客車・貨車のアニーとクララベルなど、人間以上に人間味あふれる個性的な列車ばっかり。
 トーマスの物語はイギリス生まれで、本家イギリスにはなんと、「トーマス専門の雑誌」まである。そのひとつが、この「THOMAS & FRIENDS」だ。コミック風のストーリーに親子で楽しめるゲーム、おまけのおもちゃまでついていたりして、とってもおトク。お父さん、お母さんも子どもに読んであげているうちに、「客車はcoachっていうのか!」なんて、一緒に勉強できてしまいそう。
■ 父から子へ受け継がれた、心温まる物語
 トーマスの物語の歴史は、実は結構長い。今から約60年前のこと、イギリスのバーミンガムに住むウィルバート・オードリー牧師(The Rev. Wilbert Awdry。The Rev.は「〜師」という、聖職者への敬称)が、息子クリストファーのために、自分の作った機関車の話をしてあげたのが、そもそもの始まり。最初はトーマス以外の機関車の話から生まれたのだが、途中から誕生したトーマスが、またたく間にクリストファーの大のお気に入りに。本として出版されるときも、トーマスが主役を務めるようになった。
 オードリー牧師が引退すると、今度は大人になったクリストファーが自分の息子のためにお話を書き……といったように、トーマスの物語は、父から子へと受け継がれていったのだ。
■ トーマスに学ぶ英語圏の習慣
 物語の舞台は「ソドー島」という架空の島に設定されているが、なだらかな牧草地、水車、レンガ造りの家など、どこかイギリスらしい牧歌的な雰囲気の漂うところが、「きかんしゃトーマス」ならではの魅力。機関車たちの名前も「ジム」とか「キャシー」じゃなくて「エドワード」「ゴードン」「ヘンリエッタ」なんて、どこかかしこまった感じ。「サー・ハンデル(Sir Handel)」という、貴族の称号を持った機関車までいるのだ!
 内容も、お城や石炭工場が出てきたり、クリスマスや五月祭のお祝いがあったりと、昔ながらのイギリスを思わせるエピソードがいっぱい。例えば、クリスマスにはヤドリギ(mistletoe)を飾る習慣があって、男の子はその飾りの下にいる女の子にキスをしてもいいという言い伝えがあるのだとか。子どもにそんな話を聞かせてあげながら、自分も英語圏の習慣やそれを表現するための言葉を身につけてみよう。
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