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「英日出版総合コース」が開講して5年が経ちました。講座を立ち上げる際にめざしたことは何ですか?
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まず考えたのは、他社の通信講座のようにジャンル別の構成にすると、推理小説でもロマンスでも重なる部分が多いために、どうしても内容に繰り返しが多くなってしまうということです。そこで「英日出版総合コース」では、ジャンルよりもファンクションをもとにカリキュラムを構成することにしました。
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友田さん、雨宮さんは実際に受講されていかがでしたか。
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私は他社の通信講座を受けたことがあるのですが、ただ訳して添削してもらうことの繰り返しで、ある程度基礎は学べても、理論的に頭に入ってこない感じがしました。その点「英日出版総合コース」はカリキュラムがシステマティックで、そのなかにいろいろなジャンルが出てくるので、自分の得手不得手がよくわかりました。レッスンごとの学習目標もはっきりしていて、勉強しやすかったですね。
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雨宮さんもほかの講座を受講された経験がありますか?
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いいえ。私は主婦でお金がありませんでしたから、他社の講座は高すぎて受けられませんでした。
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ほかに「英日出版総合コース」を受講してよかった点はありますか?
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とかく通信教育では、高得点を取ってもなかなか仕事がまわってこないという壁がありますが、DHC通信講座は仕事に直結していましたね。
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受講生の方に「英日出版総合コース」の感想を聞くと、みなさん「難しかった」とおっしゃいますが。
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とくに「概論」が難しいですね。
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はじめに「概論」だけ読むと「難しい」と思ってしまいますが、課題をこなしたあとで読み直すと「ああ、こういうことだったのかな」とわかることが多いですね。
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コースガイドには「学習を始める前に『概論』全体を通読し…」とありますが、あとにもってきてもいいかもしれません。概念としては決して難しくないのですが、言語学の専門用語などが出てくると、難しいと思われてしまうのかもしれませんね。
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「概論」一冊で大学の講義の2学期分ぐらいの内容はありますね。
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「概論」をはじめとして、「英日出版総合コース」には、本来なら自分で試行錯誤を繰り返しながら体得していくものが、まるごと書かれてあるという感じがしました。
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長年、僕だけの秘密にしてきたものを、若い方にお安く分けている感じがしましたね(笑)。テキストを執筆中、自分の頭の中にある訳し方のパターンをどうやって説明しようかと毎日考えていて、同時通訳のように一気に頭から訳すのを「急流下り型」、さかのぼって訳すのを「滝登り型」、途中で寄り道するのを「寄り道型」などと書きましたが、これらのアイデアはすべて電車のなかで思いついたものです。
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あれはわかりやすかったですね。
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せっかく僕が発明した言葉なのに、リーズナブルな受講料で売ってしまうのは、ちょっと惜しい気もしました(笑)。
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デビューをするには、どのように講座を活用したらよいですか?
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これは私の意見ですが、「英日出版総合コース」にたどりつく前に、少し基礎を積んだほうがいいように思います。英語の土台ができていない方は、「イングリッシュ・プラス」から始めるのもひとつの方法です。以前、「英日出版総合コース」の添削の仕事をしていて、「もうちょっと基礎を積んでから受講すればプロになれたかもしれないのに、もったいないな」と感じる方がいらっしゃいました。
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雨宮さんはどのように勉強されましたか?
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朝ドラとワイドショーを見るのを我慢して(笑)、1日30分でもいいから毎日勉強することを心がけました。ただ、土日は家事が忙しいので勉強はしませんでした。私は友田さんと違って、英語の基礎力がまったくなかったのです。それで、はじめにDHCの「英日ビジネスコース」を受講して、見事に惨敗しました。当時は無生物主語が何かも知りませんでしたから。
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お二人は英文学専攻ですか?
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私は、英文学でした。
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私は違います。高校から英語が嫌いになってしまい、実はコンピュータの勉強をしていました。
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デビューに結びついた秘訣は何だと思われますか?
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何でしょうか。あれだけまとまった日本語を書いたのも20年ぶりでしたから。
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雨宮さんが訳書を送ってくださったので読ませていただきましたが、非常にお上手でした。今まで長い日本語を書いたことがなかったというのは、ちょっと意外ですね。日本語のリズム感がとてもいいですね。
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子どもの頃、喘息がひどくて寝ながらよく絵本を読んでいました。中でも、宮沢賢治の『雪渡り』の「かた雪かんこ、しみ雪しんこ…」のリズムが今でも頭に残っていて、あの作品のように頭のなかにふわーっとイメージがわいてくる、そんな文章をめざして訳しました。
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友田さんはデビュー体験をふり返っていかがですか?
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一冊訳すことによって得たものは計り知れないですね。ぜひもう一度チャレンジしたいと思っています。
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あれだけ長いものを訳されたのははじめてですか。
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はじめてですね。
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翻訳講座では新聞記事の切り抜きとか小説の出だしとか、どうしても細切れになってしまいますからね。細切れのものばかりうまく訳せても、長いものになるとどうしてもボロが出てしまいます。ですから、やっぱり長いものを訳さないとだめですね。
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